久しぶりの美容院
久しぶりに美容院へ行った。4ヶ月ぶりくらいだろうか。私の行きつけの美容院は、オーナーがひとりでやっている小さなところで、もう10年近く通っている。週末はアシスタントを雇っているらしいが、私が行く平日は、オーナーが全てをしてくれる。私はその点が気に入っていた。カットだけをスタイリストが担当して、シャンプーはこの人、カラーはあの人、最後のブローもまた別の人、というようにたらい回しにされるような大きな店は苦手だ。
久しぶりに行って驚いた。お店は倍ほどに拡張されており、ぱっと見たところ、5人が働いている。いつものオーナーが私の髪を切りながら少し話をした。隣の店舗が空いたので、思い切って借りることにしたのだという。壁を壊して店舗の拡張工事をし、それに合わせて、スタイリストを一人雇い、週末に来てもらっていたアシスタントを常勤にし、さらに週末は追加のアシスタントを雇っているという。今までビジネスを広げる気はなかったのだが、隣店舗が空いた時に、これも何かの縁かと思ったのだという。オーナーは私と同じ50代前半だ。
カットが終わった後、オーナーは別の客のカットに行く。私の、カラー、シャンプー、ブローは二人のアシスタントが交互に担当した。二人とも若い男性だ。一生懸命な感じだし、対応も悪くないが、私は何となく落ち着かずリラックスできない。
オーナーは仕上がりに「いかがですか?」と聞きに来た。ここでダメ出しできる人がどの位いるんだろうか。本当は、もう少し前髪を切って欲しかったし、ブローの仕上がりも全く気に入っていなかったが、何も言えない。オーナーだったら、私の髪質や好みを知っているので、理想通りに仕上げてくれていたはずなのに。がっかりだ。
ああ、これでまた別の美容院を探さないといけない。
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