義父の手術があり書きそびれていたのだが「家族ぐるみの付き合い」のその後について書こうと思う。

夫の友人夫婦から誘われた、訳の分からない「父の日を一緒に祝う集まり」。私は憂鬱になりながら、夫の出方をうかがっていたのだが、先日、夫が、会社の知り合いから、あるスポーツの観戦チケットを家族人数分もらってきた。

夫はそのスポーツを見るのが好きで、行く気満々。うれしそうに、私にチケットを見せた。なんと、チケットの日付けは、父の日の前日の土曜日、つまり、集まりに誘われている日だ。私は、内心ニヤリとする。

夫は友人夫婦からの誘いを忘れているのだろうか？メールに返信した様子はないし、家でその話題を口にすることはない。どういうつもりなのか分からないが、とにかく、私の方から口火を切ると藪蛇になりそうなので、何も言わないことにする。

私は、この「とりあえず自分の方からアクションを起こさない」ということが、この歳になってやっとできるようになった。目の前の問題を見ないことにできない、という私の性分のせいで、結果的に失敗した、と思うことが以前はよくあった。それは、私の中では正義で、むしろ相手に誠実に対応しようと思っての行動なのだが、結果的には自分を苦しめてしまう。適度ないい加減さというか、融通というか、そういうものの有意義さが、やっとわかってきたのだ。

まだ半月あるので、どうなるか分からないが、私の方からはとりあえず何も言わないし、何もしないでおく。