誰にも言えない

ぐずぐずの引きこもりの私。いつからこうなったのだろう。誰にも言えないから書きます。

薬の飲み忘れ

蕁麻疹が出るようになったと書いたのは、3月のことだった。


→ 蕁麻疹


あれからずっと、毎日1錠の抗ヒスタミン薬を飲んでいるのだが、ある夜、痒みで目が覚めた。時計を見るとまだ3時。このままやり過ごせる程度のものか、ぼんやりした頭で考えるが、やはり無理そうだ。起き上がって、洗面所に行く。痒みのある腹部と、右腕の内側前腕部を確認すると、赤い発疹が連なっていた。目が覚めるまでに、無意識で掻きむしっていたのだろう。所どころに血が滲んでいる。抗ヒスタミン薬は夕方に飲んだのだから、今、追加で飲むわけにはいかない。市販のステロイドの痒み止めを多めに塗った。


布団に戻り横になる。塗り薬のお陰で、痒みが少しずつ遠のき、長いこと経たずに再び眠りに落ちたようだ。朝、普段通りに起きると、蕁麻疹は消えていたが、掻いた傷が残っていた。


服用している抗ヒスタミン薬は24時間に1錠の処方だ。私は、いつも夕食を作り始める夕方4時に飲むことにしているのだが、もしかしたら、前日は、薬を飲み忘れたのかもしれないと、ふと思う。


今までも、あれ?飲んだっけ?と思うことが何度かあった。大抵の場合、飲んだかな?と不安に思う時は、無意識に飲んでいることが多い。車の鍵、閉めたっけ?と確認しに戻って、閉まっていなかったことがないのと同じように。


余りにも習慣化してくると、無意識に実行しているため、記憶に残らないのだと思う。施錠なら確認しに戻ればいいだけだが、1日1錠の薬を、2錠飲んでしまうのは怖いので、追加で飲むことはしない。しかし、今まで、後から蕁麻疹が出たことはなかったので、やはり覚えていないだけで飲んでいたのだと思う。


前日は、痒みで目が覚めるまで、飲んだっけ?と、ちらっと思うこともなかった。これこそ本当に薬のことをすっかり忘れていたのだと言える。本当に忘れている時は、あれ?と思うことすらしないのだ。


うっかりしただけであって、老化の物忘れと思いたくない。とにかく、これからは何か対策しなくては。夜中に痒みで目が覚めることほど憂鬱なことはないと、腕に残る傷を見ながら思う。とりあえず、薬を飲んだら「薬、飲みました!」と声に出して言ってみようかと思っている。