誰にも言えない

ぐずぐずの引きこもりの私。いつからこうなったのだろう。誰にも言えないから書きます。

妹への感謝

ブログを休んでいる間に、父が亡くなって1年が経った。故人の希望で、一周忌法要はしていない。その日は、ただ、妹と電話で話して、故人を忍んだ。


2年前に母を、そして去年、父を続けて送って以降、妹が、変に気落ちしないといいのだがと、私は気にかけていた。遠く離れた私は、何もできなかった後悔や罪悪感に、今でもなお苦しんでいるが、近くにいた妹は、今、どんな思いでいるだろう。特に、自死した母に対しては、近くにいたからこその、後悔や罪悪感が、もしかしたら私以上にあるのではないかと憂える。


望むと望まざるとにかかわらず、私は実家から遠く離れて住むことになり、妹は隣市に住んだ。それはお互いの夫の仕事の都合によるものだ。近くに住む妹は、私よりも、随分と、晩年の両親とは濃い関係を築くことになった。いや、振り返ると、晩年というよりも、もっとずっと前から、それこそ子供の頃から、妹の方が両親とは馬が合っていたかもしれない。社会人になるのと同時に家を出た私と違って、妹は結婚するまで、実家暮らしをしていた。馬が合うから実家暮らしを続けていたのか、それとも、実家暮らしをしていたから、そうなったのかは、よくわからない。両親共が元気なうちは、近くに住む妹と両親の間には、もちろん良い時もたくさんあったと思う。しかし、父が病に臥せった年からは、妹には、私には想像もできない苦労があったと想像する。


亡き両親を思う時、私は妹への感謝を新たにする。これからもずっとそうだと思う。