誰にも言えない

ぐずぐずの引きこもりの私。いつからこうなったのだろう。誰にも言えないから書きます。

パンを焼く

ブログから離れていた夏休みの間に、本を読んでいたと書いたが、もうひとつしていたことがある。それはパンを焼くこと。


以前書いたことがあるが、うちにはホームベーカリーがない。


→ ホームベーカリー


ホームベーカリーを買うという決心は相変わらずつかぬまま、半ば諦めていたのだが、ホームベーカリーがなくても、簡単にパンが焼けるという動画を偶然見つけて試してみた。


焼けた!



不格好ではあるが、味はなかなかいける。うれしい。趣味の作品が出来上がった時の気持ちと似ている。その趣味からしばらく離れている私には、久しぶりに感じる新鮮な気持ちだった。普段の食事作りが、たとえうまくいったとしてもこういう気持ちにはならない。


前日の昼間に仕込み、翌日の昼に焼き立てのパンを、夏休み中の息子と食べる。息子がパクパク食べてくれた。幸せだ。


この夏、キッチンでオーブンを使うと、冷房も効かず汗だくになるのだが、それでも何度か焼いた。


朝、焼き立てのパンを食べるというのが一番したかったことだが、この方法だとそれはなかなか難しい。朝、うんと早起きすればできるのだろうが、私の範疇ではない。


夏休みが終わってからはしていないが、これからパンを焼くにはいい季節になってくる。また焼いてみようと思う。

悪習慣

夏休み前の話しだが、私は、ただのぐうたらなのか、更年期のせいなのか、鬱っぽいのかわからないが、家族を送り出して、その日、出かける用事がなければ、また正午近くまで寝てしまう、という日々を送っていた。その事は、以前、ここに書いている。


→ ロングスリーパー(2)


夏休みに入って、息子が家にいる生活が始まり、当然、私はこの悪習慣を続ける訳にはいかなかった。本当に、体力的に起きているのが辛いとか、病気とかならいざ知らず、私の場合は、全くの気の持ちようだということはわかっていたし、息子にそんな姿を見せたくなかった。実際、二度寝(私の場合は、一度起きて、弁当や朝食を作るなどしてから、またベッドに戻るので、一度目覚めた後で間を置かず、もう一度眠りに入ってしまうという、本来の二度寝とは違うかもしれない。でも他に適当な呼称が見つからないので、二度寝と書くことにする。)することなく、そのまま夜を迎える日が続いても、普段の就寝時間(夜12時前後)までは起きていられるし、疲れて仕方がない、ということはなかった。


新学期が始まってからも、しばらくは二度寝しない真っ当な生活を続けていられたのだが、先週くらいから、また悪習慣に戻ってしまった。二度寝すると、一日が早い。当たり前だ。私はどれだけの時間をベッドの上で無駄にしているのだろう。それが分かっているのに、どうしても寝てしまう。


息子がいた夏休みの間は、そうしなくて済んだのだ。やはり、気持ち、気力の問題だと思う。


今日、午前中の早い時間に用事があり、家族を送り出してすぐに、私も出かけた。用事を済ませた後、家で朝食を食べていなかったので、チェーンのカフェ店に寄り、コーヒーとクロワッサンを食べた。その後、食料品の買い物をして家に戻ると、まだ正午前だった。二度寝して起きる時間だ。朝起きて、普通に活動していれば、こんなに半日でいろいろできるのだ。


そろそろ、この悪習慣を止めたい。

お隣の母親

うちの西隣のお宅は、若い共働きのご夫婦と、保育園に通う男の子がひとり。覗いているわけではないが、いつ帰ってきて、出かけていくかは、車の音や、部屋から漏れる灯りで何となくわかってしまう。こっちは専業主婦で、家にいることが多いし、本当に覗いているわけではないんだが。


奥さんは長い産休の後、仕事に復帰したようだ。どんな仕事かは知らないが「出張もある仕事で、ご近所付き合いもしていないでしょ。ごめんなさいね。」と、夏の間、おそらく子守りのためだろう、頻繁に手伝いに来ていた奥さんの母親と名乗る女性から聞いた。私が郵便を取りに、ちょっと表に出たところで話しかけられたのだ。年は私とそう変わらないだろう。よくしゃべる、人懐っこい人だった。


面倒なご近所付き合いがないのは、むしろ私にとってはありがたいくらいだ。隣の奥さんとは立ち話などしないが、見かければお互い会釈する。それで十分だと私は思っている。いや、もしかして、これはバリバリ働く自分の娘自慢?専業主婦の私へのマウンティング?被害妄想が止まらない。


今日も、見覚えのある車が、お隣の家の前に停まっている。あれはあの人懐っこい母親の車だ。偶然なのか、私がほんの少し表に出たところで、あちらも出てくるということが数度あった。孫が昼寝でもしてる間の暇つぶしにと、話し相手のターゲットにされるのは、御免被りたい。郵便を取りに出たいが、車がいなくなってからにしようと思う。

図書館

久しぶりに書いた前回の記事で、空いた時間に、本を読んで過ごしていたと書いた。


→ 再開


話は夏休み中のことに遡るが、ある日、息子が図書館へ行くというので、友達と一緒なのか聞くと、ひとりだという。それで、なんとなく私も一緒に付いて行くことにした。図書館までは歩いて20分ほどの距離だが、その日も朝からうだるような暑さだったので、車を出した。せっかく車で行くのだからと、隣街の図書館まで足を延ばすことにした。その図書館は、この辺りで一番大きく、新しく、おしゃれなカフェを併設している。帰りに、そこで冷たいものでも食べてこよう、と思ったのだ。


私はもともと本が好きで、図書館が好きだ。若い頃から、定期的に通っていたが、結婚し息子が生まれて、私自身には、とても読書できるような時間や気力がなくなってしまったのだが、息子に読み聞かせる本を借りに通うようになった。やがて息子が小学校に上がって、ひとりで図書館へ行けるようになるまで、それは続いた。ちょうどそのころから、私はある趣味を始めて熱中し出したので、図書館へはそれきり行かなくなってしまった。


それから6、7年ぶりだ。自分のために本を借りたのは。5冊借りて、10日で読み終えた。もっと読みたくて、また息子と一緒にその図書館へ行った。息子も、本の取り揃えが豊富なその図書館を気に入ったようで、誘うとすんなり付いてきた。


夏休み中、そんなことを繰り返し、何度も息子とその図書館へ通った。とても楽しい時間だった。また来年も、こんなことができるといいなと思う。

再開

夏休みが終わって、そろそろ三週間だ。すっかりブログから離れてしまって、ログインするパスワードさえ、記憶は曖昧だった。


夏休み中は、結局、ブログが全然書けなかった。いつ息子がただいまーと帰ってくるかと思うと、おちおち書いていられない。書こうと思って書けないのは、なんともイライラするので、すっぱり諦めて、書こうとすること自体を止めてしまった。いったん諦めがついてしまうと、すっかりパソコンから遠ざかり、一切の周りの情報から遮断されたような生活に落ち着いた。テレビはほぼ息子に占領されていたし、私は普段から、スマホではメールとライン使用が主で、ネットサーフィンしたり、ブログを書いたり読んだりもしない。初めのうちは、何だか落ち着かないような、物足りないような気持ちもあったが、意外とすぐに慣れてしまった。情報から離れた生活は、割と快適だった。空いた時間は、本を読んで過ごしていた。


では、その快適だった習慣を、このままずっと続けていきたいかというと、やはりそうでもない。やはり書きたいと思うし、他の方の書くものも読みたい。


また、どうぞよろしくお願いいたします。