先日、皮膚科で3回目の診察を受けてきた。
突然の蕁麻疹発症から3週間が経った。症状は相変わらずだが、ある程度、諦めが出てきた。ネットで検索すると、ひどい症例は山ほど見つかる。私のは大したことはないのだと思う。思うようにしている。
診察中、私は、自分が更年期年代で、免疫が弱っていることがこの蕁麻疹を引き起こしたのではないかと思う、というようなことを言った。すると医者は意外なことを口にした。
「それは逆ですよ、蕁麻疹は、からだの免疫反応ですから、むしろ過剰に働きすぎている結果です。」
何?言われてみれば、確かにそうだ。私は大きな思い違いをしていたようだ。
免疫が弱っていないと言われて、一瞬、うれしいような気がしたが、実際はうれしがるようなことではない。過剰に働きすぎるのも、免疫の異常。これは結局は、老化から来ているのでは?ブレーキとアクセル、どちらが効いても効かなくても、うまくいかないのだ。
コントロール不能状態の車で、体の中を暴走している小さな私を、なぜか想像してしまい、おかしくなる。1ヶ月症状が続くと、原因が分からないまま慢性蕁麻疹という診断になるそうだ。少し気を抜いて、こんな変なことでも想像しておかしがるくらいが、ちょうどいいかもしれない。